捕食箱

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アオサギArdea cinerea。福岡にて。

都市公園の池のほとりに、石のように動かずたたずんでいた。あまりにも人怖じせず動かないので、置物の可能性を本気で疑ったほど。この生き物に手指と尾さえあれば、現存する脊椎動物の中で一番ラプトルに似るのに、と常日頃思っている。

その気になれば触れそうなくらいまで寄れそうだったが、やめといた。サギは脅威となる大形生物が近寄ってくると、反射的にその眼を串刺しにする場合がある。まるで蛇のように長い首を突然ビャッと伸ばし、あの鋭い嘴を相手の眼球に突き刺すのだ。ケガをした野鳥を保護する手引きの本を読むと、丸腰でサギと触れあうのが如何に危険かが書かれている。

大昔、とある地方動物園で飼育係の真似事をしたことがあるが、その時園内で飼われていたサンカノゴイがとにかく攻撃的で恐ろしい奴だった。ケガをして拾われ保護飼育されていた奴だったが、あまりに危険なため俺はそれが飼育されているケージ内に入ることさえ許されなかった。同じ園内で飼われていたトビやらオオタカやらの大型猛禽の方が、まだ話せば通じるレベルだった。
飼育係の長に聞いたところ、奴は最初段ボール箱に入れられた状態で園に運び込まれてきた。箱の蓋を開けた途端、眼を狙って飛びかかってきたらしい。サギと何かを分かち合えるとは思わない方が良い。

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