2477.jpgまさかアフリカに、それもケニアにモグラがいるなんて予想だにしなかった。

ある日の夕方、宿の前の芝生に出たところ、目の前に土盛りができていた。明らかにさっきまではなかったもので、誰かがどっかから土でも持ってきて捨てたのかと思った。そしたら、次の瞬間その土盛りがモコモコッと動くではないか。慌てて反射的に蹴っ飛ばしてやったが、蹴っ飛ばせたのは土だけ。本体は地下深くから姿を見せず、土木工事で出た残土のみをトコロテン式に地表に押し出しているだけなのだ。
蹴っ飛ばした土盛りからは、モグラのトンネルが顔を出した。しばらく経つとこの穴はまた土で塞がれていた。何回ここに風穴を開けても必ず塞がったので、定期的にモグラが巡回しているトンネルらしかった。しかし、どうあがいてもモグラを捕らえることはできなかった。

熱帯には、基本的にモグラのような地下性食虫類(食虫類って用語も今や死語だが・・)はいない。熱帯の痩せた土壌中には、ミミズなど彼らの餌になる生き物がきわめて少ない。一日に自分の体重並みの餌を食わないと餓死する彼らにとっては、非常に苛酷な環境なのだ。だから、マレーシアの平地のジャングルで見かけるモグラ系の食虫類は、ジネズミのように地中ではなく地表で餌を捕るものが中心となる。少なくとも俺はそう思っていた。
しかし、今回モグラを見た場所はケニアでもかなり標高の高いエリアとなる。マレーシアでも、標高の高い涼しい場所ではモグラが生息するらしいので、もしかしたらケニアの高所にスポット的に生息しているものなのかもしれない。

まあ、そもそも姿をちゃんと確認しているわけではないため、本当にこれが日本にもいるモグラと同類の生物の仕業なのかはわからない。しかし、俺も中学高校の時に日本でさんざモグラを追い回して生け捕りにしたクチなので、あの土盛りの押し出し方と雰囲気は絶対にネズミとかではないことくらいはわかる。ましてキンモグラでもない。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/2064-8092126b

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する