2416.jpgナイロビから車で移動中通過した、大地峡帯。すさまじくだだっ広い景色が眼下に広がっていた。今まで生きてて、こんなに広い空間を見たことはない。写真では、その凄さをまったく表現できない。

2415.jpg見晴らし台の所にあった看板。アフリカの動物のうち、ライオン、ゾウ、バッファロー、サイ、ヒョウの5種は「ビッグ5」と呼ばれ、多くの国外観光客に崇められている。元々この5種は、ゲームハンティングで撃ち殺すのが難しい動物というくくりだったらしいが・・。
もちろん、誰も知らないし話題になった歴史もないが、好蟻性ビッグ5も存在する。今回これらのうち一つでも多くのものを、この広大な大地のどこかから見つけ出すことが、旅の主要目的である。

・サスライアリ共生者・・・言わずと知れた一番の標的。ただし、カメルーンに比べて東アフリカでのサスライアリ種多様性は低く、どれほど多数の居候が見つかるかは未知数。

・アリアカシア共生者・・・サバナに生育するアカシア類の中には、肥大した中空のトゲをもつ種がいて、その中に特定種のシリアゲアリを養う。攻撃的なアリを住まわせることで、葉を食い荒らす害虫から守ってもらう木なのだが、この木にはそのアリの攻撃を巧みにかわして利益のみ貪る特殊な虫が多数いる。トゲ内部にアリと共に住む、電球のような姿のハムシ。腹部がアカシアのトゲ状に膨らんだ姿で、近寄ってくるアリを次々捕らえるカマキリなど。

・アフリカツムギアリ・・・樹木の葉を紡ぎ合わせて、大きな巣を作る。これの巣には、東南アジアのツムギアリに寄生するアリノスシジミの近縁属が住み着く。このチョウ、生態はすでに研究されているので、採ろうと思えば採れる虫のはずなのだが、なぜか幼虫の生きた姿をとらえた写真は世の中に一つも出回っていない。カメルーンではアリの方は多かったが、巣からは何も出なかった。

・ヒゲが太い甲虫・・・ヒゲブトオサムシ、オニミツギリゾウムシの仲間。恐ろしく珍奇な形態の甲虫で、しかもアリの巣にいる甲虫としては異例なほどでかい種が多い。これらは東南アジアにもいるが、筆舌に尽くしがたいほど生息密度が薄く、二週間の遠征を5回して1匹採れれば上等なレベル。アフリカでは打率は遥かに高いらしく、サバナ環境を中心として期待できる標的。

・オオキノコシロアリ・・・乾燥したサバナに、高さ3m近いアリ塚を作るシロアリの仲間で、しばしばテレビでも紹介される。巣内でキノコを育てて餌とする仲間だが、これの巣内には甲虫、ハエを中心とした多彩な居候が住み着いており、特にキノコを育てる菌園部屋で変わったものが見つかる確率が高い。シロアリを食うらしいハナムグリ、腹部が巨大化してシロアリじみた姿のハネカクシ、腹部が巨大化してシロアリの女王のような姿となったゴミムシなど。

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