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ドナドナされていく家畜。

マリガットを離れる日の朝、ちょうど朝市が開かれる日だったらしく、多くの人々が広場に家畜を連れて集まってきていた。普段こっちの人々は、家畜を野放しにして育てているため、縄で繋ぐようなことはしない。家畜が繋がれるのは、出荷されるとき。つまり、死ぬとき。
昨日まで自由気ままに生きていたのに、今朝起きたらいきなり足をロープで繋がれて無理矢理どこかへ引きずられていくので、あるものは泣き叫びながら逆走を試み、あるものはその場に座り込んで動かない。肉体的な苦痛に加えて、自分がこの後どうなるかを周りの雰囲気で察しているのかも知れない。
見ていて沈痛な気分になったが、その後普通に肉料理はガツガツ食った。人間と家畜の関係とは、そういうものである。

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