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ツマグロカマキリモドキClimaciella quadrituberculata。本州にて。
※現在、本種の属名はClimaciellaからAustroclimaciellaに変更されたようです。ご教示下さった方、ありがとうございます。

オオウラギンの草原で、オオウラギンを追っかけている時にたまたま見つけた。西日本に分布する珍種で、滅多に見られない。前々から見たかったものだが、こいつに出会うにはあと10年くらいは要すると思っていた。あまりの嬉しさに途中からオオウラギンなどどうでもよくなり、ただでさえ本数が少なく乗り過ごすと致命的なバスの時刻もそっちのけで撮影しまくった。
カマキリモドキの仲間は、どれも色彩が多少なりともハチじみたものになっているが、本種は日本産種としては究極にハチ擬態した部類に入る。色彩ばかりか、くびれた腰など体型までハチに似せているのだ。

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特に背面から見た時のハチさ加減は神がかっており、翅を半開きにすると、これがアシナガバチでなくて何なのだと誰もが思う。ただ惜しむらくは、こいつと似たサイズと色彩のアシナガバチは、日本の本土にはいないのである。てっきりオオカマキリモドキくらいでかいのかと思ったが、キカマキリよりもまだ小さいほどだった。たまたまそういう小さい個体だったのだろうか。
しかし、別に特定のモデルたる種のハチがいてそれに微に入り細に入り似せなくても、ぱっと見で「ハチだ!」と敵に思わせ萎縮させることさえ出来れば、それがこいつにとっての勝利なのだろう。

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これの幼虫期の生態は、今なお誰も解明できない。成虫は夏に突発的に発見されるが、どうも草原など比較的オープンな環境で見つかることが多いようだ。草原に存在する何かを利用して生きている可能性が高い。

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