2629.jpgシオマネキUca arcuata。九州にて。

せっかくこっちにいる以上、一度は見に行かねばならないと思って見に行った。やや硬くしまった泥のある塩性湿地のような環境を好むらしい。ハクセンシオマネキなら比較的九州のどこでも見るが、無印のやつはかなり珍しく、決まった場所に行かないとまず見られない。しかし、そのエリア内では多産する。極めて大型でカッコいい。

2628.jpgシオマネキは鋏を振って求愛するので知られるが、種によってその動きはかなり異なる。ハクセンはブルンブルン回転させるように素早く振るのに対し、無印はゆっくり伸びをするように真上に挙げ、ストンと落とすような動きをして見せた。
もう繁殖期は過ぎているものの、それでもオスはメスが近くまで来たときに限り、求愛ダンスをしてみせた。できれば正面を向いてほしかった。

最近はすっかり離れてしまったが、中学くらいの頃カニに相当はまった時期があった。たまたま書店で「カニ百科」(成美堂出版)という本を立ち読みして、一気にとりつかれてしまったのだ。特にスナガニ科の仲間は大好きで、数あるカニの中でも一番洗練された部類に入ると思う。
カニ百科は、日本で見られる代表的なカニを多数カラーページにて紹介するばかりか、採集や飼育の方法、はては食い方や伝承に至るまでさまざまなアプローチでカニに親しむための情報が満載の良書だった。俺は当時店頭で見た瞬間に買ったが、その後あっという間に絶版になったらしく、二度と書店で見かけることはなかった。今でも時々この本を開いて当時をしのぶ。

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カニ、なんとなく好きなのですが今まで干潟や海岸など機会がなく触れあったことがなかったのですが、richooさんの記事を読んでまたちょっと気になりました。
カニ百科、読んでみたいなと思い探してみたら、楽天で600円で販売されているのを見つけて早速購入してみました。
読んでみるのが楽しみです。
ジーク|2016.09.20/12:32
ネットで買うのも難しいんじゃないかと思ってましたが、あの本入手できたんすね!あれは良書です。分布や分類の情報はやや古くなりましたが。
最近の専門書と見比べると、太平洋岸のカニの分布が、年々東にずれていってるのがよくわかります。
-|2016.09.20/18:53

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