2635.jpg胸赤ツヤハダアリLiometopum microcephalum。ギムレーにて。

2636.jpgツヤハダアリ属はカタアリ亜科の一群で、ヨーロッパやユーラシア大陸、北米に分布する北方系の面々。日本には全く存在しない。樹幹の腐朽部などに大規模なコロニーを形成し、長大な採餌行列を伸ばす。チェコでは、オーストリア国境に近い最南部の森に行かないと見ることができないが、そこでは比較的普通に見られる。

2772.jpgかなり攻撃的で、行列に立ち入る他の生物には何にでも襲い掛かる。生態的にはクサアリに似るが、見た目はアカヤマアリの小さい個体の雰囲気がある。カタアリの例に漏れず、掴むとへんな薬品臭が漂う。カタアリの仲間は、体内にアリとしてはかなり異質な化学物質を蓄えているため、種によりすごくいい匂いかすごく嫌な臭いを出す。

実は、今回の最大の標的はこのアリと密接に関わる。それに会うためには、晴天高温時にこのアリの巣の前で張る以外にない。日差しが出た午後、かすかな羽音を立ててそれは降臨する。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/2218-a6410baf

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する