2016/10/21|Category:脈
夏のアルバムから。

クシヒゲカゲロウDilar japonicus。長野にて。
オスは名の通り分岐した素晴らしい形の触角をもつが、メスはこの通りしょぼしょぼで見ていて面白みがない。偶然、森の中で樹幹に止まっているのを見つけたが、普通はこういう方法で見つけられない。
成虫が夏に灯火へ飛来する以外の生態が何もわかっていない。海外では、幼虫が樹皮下や土中から得られたという記録がわずかにある程度で、食性等も不明。多分、日本産脈翅の中では生態解明最難関の壁として最後まで立ちはだかると思われる(そもそも生態解明しようだなんて思ってる奴などこの国に一人もいないだろうが)。
ケカゲロウの場合、たった1-2種とはいえ海外で克明に幼虫期の生態が調べられていて、しかもシロアリ捕食に特化していることが分かっていたので、日本産種の生態は何とか調べようがあったが、こいつにはそれすらないのだ。日本産クシヒゲカゲロウの幼虫期の生態が解明されるのは、まだ当分先の話になる。

クシヒゲカゲロウDilar japonicus。長野にて。
オスは名の通り分岐した素晴らしい形の触角をもつが、メスはこの通りしょぼしょぼで見ていて面白みがない。偶然、森の中で樹幹に止まっているのを見つけたが、普通はこういう方法で見つけられない。
成虫が夏に灯火へ飛来する以外の生態が何もわかっていない。海外では、幼虫が樹皮下や土中から得られたという記録がわずかにある程度で、食性等も不明。多分、日本産脈翅の中では生態解明最難関の壁として最後まで立ちはだかると思われる(そもそも生態解明しようだなんて思ってる奴などこの国に一人もいないだろうが)。
ケカゲロウの場合、たった1-2種とはいえ海外で克明に幼虫期の生態が調べられていて、しかもシロアリ捕食に特化していることが分かっていたので、日本産種の生態は何とか調べようがあったが、こいつにはそれすらないのだ。日本産クシヒゲカゲロウの幼虫期の生態が解明されるのは、まだ当分先の話になる。