美久「あなた、もしかして―――精霊さんです?」

前にこの国からまた1種昆虫が滅びたと言ったな、あれは嘘だ。
2692.jpgある部位を見れば、これが近似の有象無象ではなく正真正銘の精霊であることが一発で分かる。しかし、それが分かるように生きたまま撮影するのは極めて至難だ。微小なばかりか、まるでプロペラの如く頭を高速回転するので、ピントが全く合わない。上はそれがちゃんと写った貴重なカット。

名実ともにゴミみたいな生き物だが、世界でただ2つの小島にしか生息しない。その片割れたるこの狭い島では、これまでただ1水系でのみ見出されており、それが国内唯一の生息域とされていたが、探したら別水系にもしっかり生息してやがった。しかしそれでも、何か不測の事態が生じれば、この精霊はこの国から半日と待たず絶滅することになるだろう。それほどまでに、その生息基盤は脆弱。幸いにして、新産地(新大陸発見みたいな誤謬を孕むが・・)にはグッピーがまだ入っていない。さしあたりグッピーの侵入と干魃が、この先の存続上最大の脅威となる。
水流のある場所にしか絶対にいないが、水流さえあればどこの川底にもまんべんなくいるわけではない。本当にピンポイントの微環境のみを嗜好し、そこにしかいないことがよーく分かった。

なお、前回行ったときに既知産地の川をうんざりするほど覆い尽くしていた、あのクソ忌々しいグッピー共は、先の台風に伴い川が鉄砲水となり、全部海へ押し流されて全滅したらしく、一匹もいなくなっていた。もう二度と復活するなよ。

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絶滅してなくて良かった!!!
私もいつか生きている個体をみてみたいです.
はむし|2016.11.06/21:00
見つけ方のコツを教えて頂いたおかげで、新しい産地も見つけることができました。誠にありがとうございます!
-|2016.11.06/23:07

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