2751.jpgギンネムキジラミHeteropsylla cuban。喜界にて。

南西諸島では、かつて緑化だか家畜飼料用だかの目的で人為移入されたギンネムが雑草化してしまい、至る所で猛烈に繁茂して在来植生を圧迫している。除去は困難で、よほど保全生態学上の必要にかられない限り、概ねどこでも見て見ぬ振りして放置されているのが現状。
そのギンネムには、高率で同じく外来種のギンネムキジラミが大量にたかり、汁を吸いまくって加害している。場所により大発生し、ギンネム群落がほぼ壊滅することもある。一般にキジラミ類はアブラムシ同様、園芸作物の害虫として嫌がられるが、この種に関しては侵略的外来植物のみを痛めつけ、蹂躙して死にさらして下さっているため、むしろ益虫と言える。

2750.jpgギンネムキジラミの多い場所には大抵これを捕殺するカスミカメムシがいる。ナナホシテントウも多く、積極的にキジラミを食い殺して回る。ギンネム群落ではナナホシテントウのほうが、益虫を減らす憎き害虫である。

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