2017/04/10|Category:鱗

現存する鱗翅目昆虫の中で、一番原始的な形態を残しているガの仲間。薄暗い山道の際から水が染み出ているような場所に限って生息し、幼虫はそこに生えるコケを食う。自分の生息エリアから遠く離れることが出来ないため、地域により種が分かれる傾向にある。
とても小さなガだが、まったく偶然ながらモスラに極めてよく似た形態・生態的特徴を持つので、虫マニアの間ではそれなりに有名。
幼虫は冬から春にかけて成長するというので探しに行ったら、どれも葉の表面からは撤収して裏側で前蛹になっていた。葉の表にいる姿を見たかったのだが、3月末では遅かったらしい。
※サンダンキョウヒロコバネNeomicropteryx bifurca だそうです。KUWAKIRA様、ご教示誠にありがとうございます。