3016.jpgアヤヘリハネナガウンカLosbanosia hibarensis。茨城にて。

きわめて稀な美麗種。成虫は夏季、何らかの植物に付いているのがたまに見つかるが、特に樹種が決まっている感じではないため、狙って探すのが極めて至難である。最近、幼虫が朽ち木に生える特定の菌類を餌にすることが分かったらしい。

長大な翅は、黒紫の縁取りがある以外は無色透明である。しかし、この無色透明部は光の当たり具合により、信じがたいほど美しい青緑の幻光を返す。虫マニアなら誰でも知っている某本の中に、こいつのその生態写真がデカデカと掲載されている。それにすっかり心を奪われ、一度でいいから本物をこの目で見てみたいと、ずっと思いながらも叶わずにいた。
つい先日、叶った。あの本でこの虫の存在を知ってから、実に17年もかかった。

ストロボ光の強さ、方向、その他諸々を相当考えて工夫しなければ、翅の青緑は写し取れない。この虫の撮影の醍醐味は、如何にこの幻の色を出すことが出来るかにあると言ってもいい。

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此れは大成功でしょう~、
翅脈の意匠も美しい!
「蜻蛉の精」(ラリック)のジュエリィより素晴しいです!
地球の碧い瞳、火山湖の色調と同じに見える・・
瓜豆|2017.07.20/13:09
美しいですよね。妖精なるものが実在するならば、このようであって欲しいものです。
-|2017.07.20/23:37

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