3069.jpgタンボコオロギModicogryllus siamensis。茨城にて。

水田に生息し、初夏から鳴きだす気の早いコオロギで、暖かい地方ほど多い。ジッジッジッ・・・と、あまり美声とは言い難い声で鳴く。何となく、同じ時期に同じく水田で合唱するアマガエルの声に似た感じがする。
このコオロギの声は、静かな場所で聞けば全然アマガエルの声とは似ても似つかない。しかし、あまり注意関心を向けていない耳で聞いた時、アマガエルの声に混ざっている「G」とか「Z」みたいな感じの音が、このコオロギの声に混ざっているそれと非常に似通って聞こえるのだ。

寒冷な長野県の、特に松本地方にはかつてほとんど分布していなかったらしいが、2000年以後急速に広まって普通種になったという。大学時代、カエルを見に夜の水田に出かけた時にはお馴染みの虫だった。そういえば、信州のクソ田舎にいた頃、地元の自然愛好家の一人が「タンボコオロギはアマガエルに、声で擬態しているんだ!」と言い張っていたのを思い出した。
発想としては面白いが、それはない。コオロギが、自分の天敵であるカエルを手元に呼び寄せてどうするんだ。似てさえいれば、何でもかんでも擬態ではない。

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