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3165.jpgマサイマラの荒れ地。ケニアにて。

ここはマサイ族の領域なので、事前に現地での面倒見役の人を介してマサイ族と野外調査のための交渉をし、その上で安くない額の「調査させてもらう費」を支払う。だが、いかんせん観光部族のため、我々外国人は事あるごとに何かしらの名目で金を要求され、結果として今回持参した旅の予算の大部分をここで失うことになってしまった。まだ滞在1週間も経っていないのに。それでも、結果として収穫があればまだ報われたのだが・・

今回虫がことさら多い「雨期から乾期への移行期」をねらい澄まして出かけたはずだったのだが、すでに乾期が相当進行していたため、とにかくどこもかしこも乾きすぎていて虫がろくにいなかった。得るものより失うものの方が計り知れず、長居すればするほど財布にも精神にもダメージが大きいため、早々にここは撤退した。

マサイの村の村長に挨拶に行った際、そこで痩せこけて不健康そうな犬が飼われていた。何の気なしにそれを見たら、なんと体にイヌシラミバエHippobosca longipennisが付いていた。真っ赤な体、巨大な眼、カニのようなあの脚、ハサミのように左右の翅を重ねて畳む様、間違いなくシラミバエそのものだった。
どうしても採りたかったのだが、移動中だったため状況が許さなかった。それに、仮にもしあそこで採ったら、それをネタに恩を着せられ、さらに余計に金をせびられそうな気がした。

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