ガ・ミノガ一種1
ミノガ科一種Psychidae sp.。日本のキタクロミノガCanephora pungeleriiに似た雰囲気だが、これはマレーで撮影した種。明け方に羽化していた。

日本人は蓑虫の巣を「蓑」と表現する関係で、蓑虫を寒い地方の生物と思っている人が多いようだ。しかし、熱帯にもミノガ科は非常に繁栄している。あの巣は防寒というよりも、天敵の攻撃を防ぐ鎧としての意味合いが大きいように思える。

また、東南アジアの蓑虫には、蛹になる際に蓑を枝や家の壁などの基質に直に固着させず、写真のように1センチくらい糸を出して蓑を吊すものがいる。予想するに、東南アジアは肉食性が強いアリの個体数がとても多い。そのため、鎧たる蓑を着ているとはいえ、なるべく蓑を基質から離した状態にして少しでもアリに気付かれる確率を低くしたいのではないだろうか。

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