双想ノ唄オリエンタリス

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植物の蔓に群がり汁を吸うマルツノゼミGargara sp.の親子。その排泄する甘露はカタアリDolichoderus sp.にとって吟醸の美酒。マレーにて。

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シリアゲアリを捕らえたミジングモDipoena sp.?。アリの通り道で待ち伏せし、次々に糸で絡め取り団子状にして吸収する。マレーにて。

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軍隊蟻ヒメサスライアリの一種Aenictus sp.が引っ越しする。その行列に紛れて居候ハネカクシがゆく。多分新種。タイにて。

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遊牧カタアリDolichoderus sp.とその家畜アリノウシコナカイガラムシ。双方は絶対的共生関係にあり、アリは常に家畜を持ち歩いて新鮮な草に止まらせ、汁を吸わせてやる。その見返りに家畜が出す甘露を搾り取るのだ。敵襲には身を挺して家畜を守る。家畜はアリの世話を受ける以外に生存の術を知らない。タイにて。

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オビハエトリ一種Siler sp.?。樹幹を通るカタアリDolichoderus sp.の行列脇に陣取り、アリが引っ越しのため巣から運び出す幼虫を強奪する。マレーにて。

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ニセケアリPseudolasius sp.巣内にいた湯たんぽ様の謎の生物。分類群すらわからない。タイにて。

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アリアンパン(仮名)Haroldius sp.。糞転がしの一種で、日本のマメダルマコガネPanelus ovatusに割と近縁。オオズアリ属Pheidoleと関係を持つ種が多い。アリの巣内のゴミため部屋にいた。タイにて。

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先のとは違う種類のアリアンパン。全身ペグ状の毛で覆われた変わった種。習性も変わっていて、例外的にオオズアリでなくハリアリ亜科Ponerinaeの巣に共生するようだ。タイにて。

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ヒメフウライアリアンパン(仮名)Larhodius hashimi。放浪性のとあるアリと共生する。脚は短く板状に変形し、アリに囓り取られにくくなっている。マレーにて。

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幼虫期シロアリ巣内で育つというゴミムシダマシ。種名は忘れた。タイにて。

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ヨコヅナアリPheidologeton diversusの行列にいたゴミムシダマシ。たぶん新種。アリを従えその行列をたどる。一見襲われているようだが、アリ達は誰一人として外敵に対してするように彼に噛みついていない。タイにて。

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オオズアリPheidole sp.の巣にいたヒゲブトオサムシScaphipaussus sp.。新種。アリとの共生に特化した特殊な甲虫で、滅多に発見できない。アリ巣内でその幼虫を食うらしい。普通はアリに攻撃されないが、されそうになると高温の屁で招かれざる客を吹っ飛ばす。タイにて。

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先のヒゲブトオサムシの幼虫。シャチホコに似ている。腹端は円盤状。タイにて。

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樹上性トゲアリPolyrhachis sp.の巣にいたアリヅカコオロギMyrmecophilus sp.。アリの体表から、アリが巣仲間認識に使う成分をはぎ取って自分の身にまとう能力を持ち、アリに仲間と勘違いされながら生きている。アリが外から持ってくる餌を取り上げたり、アリの幼虫を食い殺す、アリにとって百害あって一利もない存在。タイにて。

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樹上性アメイロオオアリTanaemyrmex sp.の巣にいたアリヅカコオロギ。地面に住むアリの巣では発見したことがない種類。マレーにて。

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ロヒタキマダラルリツバメSpindasis lohita。この仲間はシリアゲアリ属Crematogasterの仲間と共生する美麗なチョウとして有名。マレーにて。

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ノボタンの茎に住み着くシリアゲアリの様子を見つめるロヒタキマダラルリツバメ。下手に近づくと攻撃されるので慎重に様子を見ながら、そっと卵を置いて飛び去る。マレーにて。

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アカメガシワらしい低木の葉にシリアゲアリと群がるキマダラルリツバメ一種の幼虫。葉には花外蜜腺があり、ここに幼虫は集中していたが、果たして蜜を舐めていたのだろうか。タイにて。

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雑草の茎にできたシリアゲアリの巣の近くにいたキマダラルリツバメ一種の幼虫。大きく育っている。アリは基本的に傍にいて敵から守る以上の施しをチョウにはしないようである。マレーにて。

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アシナガシジミ一種が、アリの群がるカイガラムシの群れに降り立つ。カイガラムシの甘露を吸わせてもらって生きているくせに、幼虫はカイガラムシを食い殺して成長する恐るべき肉食チョウ。マレーにて。

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マルスアシナガシジミMiletus mallus。カタアリが守るアブラムシの群れに集団でやってきた。アリにとってこいつらは敵のはずだが、なぜかアリはこのチョウに対して行動を起こせない。タイにて。

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マルスアシナガシジミがカタアリの群れの近くに降り立った。この後産卵して逃げた。マレーにて。

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アメイロオオアリが管理するアブラムシ牧場に現れた気味の悪い円盤。ヨツボシテントウ一種Phymatosternus sp.?の幼虫はアブラムシをモリモリ食っていく。目の前で大事な家畜が蹂躙されているのに、アリは間抜けなほど気付くことができない。アリと関わる生物の「家畜との蜜月に割り込む」性質には驚かされるものがある。マレーにて。

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地中のアメイロアリParatrechina sp.の巣にいた謎の毛玉生物。複数個体おり、アリにまるで我が子のように扱われていた。テントウムシの幼虫に似ているが、よく分からない。マレーにて。

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凶暴な肉食ハシリハリアリLeptogenys distinguendaの引っ越し。くわえる繭にしがみつくのは共生オカメワラジムシ。もう、コメントしようもない。マレーにて。

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ニセケアリの巣にいたノミバエ。腹部が肥大した異様な姿。たぶん新種。どうやってアリの巣で暮らしているのか。マレーにて。

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大木樹皮下に営巣するヒラフシアリTechnomyrmex sp.巣内にいたアリスアブMicrodon sp.幼虫。ヒラフシアリを含むカタアリ亜科のアリには殆ど巣内共生者がつかないが、これは例外的。アリの幼虫を食いながら成長し、羽化後すぐに外へ脱出する。マレーにて。

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全身メタリックグリーンのアリスアブ。何のアリの巣から出たのだろう。マレーにて。

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ハシリハリアリの引っ越し。繭にアリノストビムシCyphoderus sp.?が取り付く。アリは気付かない。タイにて。

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緑のアリノスアブは日本のM.katsuraiに近いのかすら・・・
一昨年山形で見つけましたが良い写真が得られません(´・ω・`)
micromyu|2012.12.02/18:44
このメタリックの種類は、私も日本のアレに近縁だと思っています。実は東南アジアには全身青メタリックの種類もいて、未発表ながらそれはオオアリ属のある種から蛹が得られています。
青と黄色がいて、後は赤がいてくれれば信号機になって楽しいのですが。

長野にも金色のアレがいるらしいのですが、今年散々探して掠りもせず・・・
-|2012.12.02/19:14

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