FC2ブログ

4001.jpgアズキヘリカメムシHomoeocerus marginiventris。西表にて。

ただのカメムシだが、個人的にずっと各地で探し続けていたもの。できれば本土で見たかったのだが。

本州から南西諸島まで広域に分布し、その名に違わずアズキを中心としたマメ科作物を加害する害虫として名を馳せてきた者。しかし、近年では農薬の使い過ぎなどから各地で激減。野生アズキ類が豊富に自生する南西諸島ではまだ多いが、本土では極めて少なくなった。殊に東日本では、相当狙って探さねば発見は難しい。現在、複数都道府県で絶滅危惧種扱いされている。
絶滅を危惧されていると言った所で、名実ともに害虫たるこの生物に対して、行政が何らかの保護対策を行うはずもない訳だが。

4004.jpg海岸に繁茂する野生アズキ(ツルアズキだかハマアズキだか)に、ものすごい密度で見られた。本州のクズにいるホシハラビロヘリカメくらいの感覚で大量についていた。これは日没後に撮影したのだが、もっと明るい時に撮影し直そうと思って翌朝同じ場所に行ったら、どういう訳か一匹もいなくなっていた。アズキ根際をほじくっても、何の手がかりもない。昨晩同じ場所で見た他の虫たちは普通にいるのに、なぜかアズキヘリカメだけが消しゴムツールでかき消したかのように、そこの景色から消えていた。
ところがその晩、また同じところに行ってみたら再びおびただしい数のアズキヘリカメが出てきていた。こいつらは夜行性なのか。かつて沖縄本島の、野生アズキが繁茂する海岸で本種を探すも一匹も見つからなかったことがあった。あの時は昼間探したが、それがダメだったのか。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/3335-b37ec9df

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する