
ずっと探し続けていたもの。
東日本の某有名産地に何度出向くも、発見できた試しがなかった。「湿地にいる」と教科書的には言われるのだが、同属近縁種に比べて明らかに乾き気味の所にいる。「ぬかるんではいないが、カラカラに乾いているわけでもなく、しかも適度に草が生えている開けた場所」が生息環境らしい。そんな環境、河川敷や湖沼の岸辺に行けば無限に広がっているため、探すポイントが全く絞れない。この仲間の中では一番外見が地味で見劣りする種かもしれないが、発見難易度は最高。それだけに、思い入れが強い種でもある。
2年かかって、思わぬ場所で見つけることができた。ああいう環境が好みなんだな。