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4303.jpgマツノマダラカミキリMonochamus alternatus。茨城にて。

悪名高いマツクイムシ。マツノザイセンチュウと結託して、大規模な松枯れを各地で引き起こしている元凶。しかし、その有名さの割に、ご本尊を拝むのが極めて難しいことでも知られている。マツクイムシ防除に携わっている人間曰く、松林に行けばクソほどいるものらしいが、通常は松の木のはるか高所にいることが多く、まず人の目に触れない。個体数自体はとても多いであろうことは、容易に想像がつくのだが。

この虫の駆除のために、誘引用のフェロモン剤というものが開発されており、松林でそれを使うといくらでも召喚できるという。しかし、そこらの薬局で気軽に買えるような薬剤ではないため、そういう研究をしている人間以外には何の役にも立たない情報である。他にも、松の伐採木を見て回るとか、立ち枯れの松の木を思いきり蹴飛ばすとかの方法があるというが、松の伐採木なんてそうそういつどこにでもおあつらえ向きにあるものではないし、俺は今までさんざん各地の松林で松の木を怒りに任せてド突きまわしてきたものの、一度とて落ちてきたためしがなかった。
あれほど松枯れが深刻化している信州のクソ田舎でさえ、13年間暮らしてたった一度だけ車に轢かれた奴を見たのみ。

たまたま、信じがたい程宅地化した市街地にやたら松枯れの多い場所があり、枯れた木が伐倒のうえ積まれている区画を発見。そこを夜間見回ったところ、たった一匹だけだが来ていた。赤い体に霜が降ったような白点を装う、本当に美しい甲虫だった。

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