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4387.jpgベッコウハゴロモRicania japonica。茨城にて。

各種の植物に取り付いているのを見かける。これとはさほど近縁ではないが、最近北陸あたりで大型の外来種シタベニハゴロモが大繁殖し、いろいろ問題になっているらしい。
そのことがしばしばニュースとして新聞やネット上で報じられること自体はいいのだが、この虫がカメムシ目であることを、昆虫学に明るくない記者が誤解して、「外来カメムシの一種シタベニハゴロモ」と報じてしまう例がある。カメムシ目にはセミもハゴロモもアブラムシもカメムシも含まれるわけだが、少なくともハゴロモはカメムシとは遠縁である。
かつて鱗翅目とか半翅目とか、漢字で表記されていた昆虫の目は、何だかよくわからん理由で今ではチョウ目とかカメムシ目など、カタカナで表記するのが慣習となってしまった。しかし、上述の通りカメムシ目に含まれるのはカメムシだけではないし、チョウ目に含まれる種の大多数はガであるなど、実態に沿ってはいないのではないかという意見が、虫の関係者の間ではずっと前から囁かれている。さらに、先述のように虫に詳しくない人間にあらぬ誤解をさせる可能性もあるなど、俺はとても由々しき問題だと思っている。

俺は最近では執筆の際、何がしかの規定によりそう表記しろと言われない限り、昆虫の目はなるべく昔の漢字表記を使うように心がけている。

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