
オオアワフキバチ
Argogorytes mystaceus grandis。アワフキムシを捕らえる狩人蜂の一種で、特に泡状の巣を作る幼虫を好んで狩る。低空で草原を飛び回りながら、アワフキの白い泡を目印にして獲物を探知するらしく、草むらに捨ててある白い小さなビニールゴミにもとりあえず関心を示す。
アワフキの泡巣を見つけると、一直線に突撃して躊躇なく泡に飛び込む。

脚で泡の中を引っ掻き回して手探りで中の獲物をつかみ、毒針で刺す。その決定的瞬間だというのに、茂みの奥すぎてストロボの光が回らなかった。

麻酔した獲物を泡から引きずり出し、何処かへさらっていく。この場所では、マルアワフキ
Lepyronia coleoptrataが主に標的にされていたようである。
長野にて。