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ドロバチ一種Eumeninae sp.。この仲間は似た種類が多くてよくわからない。獲物を追い出そうと躍起になっている最中。

ドロバチ類は、植物の葉を巻いて中に潜むハマキガやメイガ等の幼虫をよく狩る狩人蜂。低空で草原を飛び回り、蛾の幼虫が作った葉巻を探しまわる。新鮮な糞の匂いを手がかりにして、内部が見えない葉巻の中に獲物がいることを察知するらしい。獲物が中にいることを確信すると、葉巻に降り立つ。そして、凄まじいスピードで走り回りながら葉巻の右端をガリガリ齧り、今度は左端をガリガリ齧り、という嫌がらせを執拗に続ける。腹部を工事現場のドリルのように高速で葉巻に打ち付けたりもする。
蛾の幼虫は葉巻内部で右往左往して逃げ回るが、やがて蜂の騒音公害に耐え切れずに外へ飛び出してしまう。

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逃げ出そうと蛾の幼虫が葉巻から身を乗り出す瞬間を蜂は手ぐすね引いて待っている。素早く取り押さえて、毒針で仕留めてしまう。その後、動かなくなった獲物を抱えて軽快に飛び去るが、いい猟場であれば新たな獲物を求めて再びそこに戻ってくる。
時には蛾の幼虫が蜂に気づかれるよりも早く葉巻から脱出し、糸を引いて地面に落ちることがある。その場合は蜂も速やかに落下して、まださほど遠くに逃げおおせていないハズの獲物を血眼で探しまわる。

ドロバチやトックリバチの類は、同じく蛾の幼虫を狩るジガバチ類とは異なり、獲物の上半身だけを毒針で麻酔する。

長野にて。

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