IMG_7735.jpgホラアナゴキブリ一種Nocticola sp.。東洋区には広く分布しているらしい超小型のゴキブリで、地下性。ベッコウ細工のように繊細で美しい姿をしており、一般的にどの種も薄い体色と退化した複眼という出で立ち。この個体には翅がないが、ある個体もいる。

東南アジアの森で石を起こしてアリの巣を探すと、しばしばこのゴキブリが巣部屋にみつかる。ホラアナゴキブリの仲間は、古くからアリやシロアリの巣から得られることが知られている。でも、アリの気配がないただの石の下でもかなり見つかるし、アリなしの状況下でも長期生存可能のようで、これらを好蟻性と言っていいものかよくわからない。

このゴキブリは飼育下では虫の死骸をよく食べるため、野外でもそうした物を摂取しているものと予想される。また、このゴキブリは動作が恐ろしく素早く、アリの巣内にいてもたぶんアリに捕まって殺されることは殆どないだろう。元々地中の空隙に住んでいたものが歩きまわるうちにたまたまアリの坑道に出てしまい、餌があって追い出されることがないのでそのまま居着いているという雰囲気である。

マレーにて。

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地中虫コレクターとしては、喉から手が出そうな虫です。標本はありますか?
らな・ぽろさ|2012.08.27/19:13
たしか、いくつか確保した記憶があります。しまいこんでしまったので、出てきたら今度お見せいたしますね。
richoo|2012.08.27/21:14
いくつかあるのであれば、例のカブトガニのエタノール漬け3頭と交換していただけませんか?
らな・ぽろさ|2012.08.28/22:13
了解いたしました。ちょっと探しておきます。近いうちにまた遠征に出るので、その時にも追加を採っときますね。
richoo|2012.08.28/22:59

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