屁のつっぱりは要らんですよ

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カグラコウモリ一種Hipposideros sp.。通常、待ち伏せ型の動かないコウモリを夜の森で探すときには、超音波を探知する機械を使う。しかし、そんなチート技を使わずに己のカンだけでコウモリを夜の森から見つけ出すのが長年の夢だった。発見は本当に偶然の産物だった。マレーにて。

森の中の、少し空間が広まった感じの場所で、上から垂れ下がったタケの細枝にぶら下がって獲物を待ち伏せる。片足でぶら下がり、器用に足首をひねって胴体をクルクル回しながら四方に超音波を散らすさまは、さながら生きたレーダー。いやいやをするダダッ子にも見えて可愛い。
カグラ・キクガシラ系のコウモリは、鼻から超音波を放つ。そのため、鼻が異様な形状に変形したへちゃむくれ顔をしている。昔はこういう顔のコウモリがそんなに好きでなかったが、今ではむしろかなり好きな部類。

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カグラ・キクガシラは顔はへちゃむくれだが、闇の中で片足でぶら下がり孤高のいでたちで獲物を待ち伏せたり、休息時には翼をマントのようにして身を包んだりと、いちいち仕草がかっこいい。キン肉マンは、顔(本当はマスク)は決してイケメンではないが、その活躍の様子は誰もがかっこいいと思うはず。そんな感じの魅力を、この動物は持っていると思う。

関係ないが、少し前にNHKでやってた「恐竜SFドラマ・プライミーバル」に出てくる、翼手目を祖先に持つ未来の捕食動物(Future predator)が気に入っている。見た目の姿は全然それらしくないのだが、劇中での歩行のしかた、頭部を細かく振動させながら周囲を舐めるように見回す仕草などは、実際に生きたコウモリを見た人間にしか再現できないと思う。一つ難癖を付けるなら、後脚の膝の曲がる向きを逆にして欲しかった。

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「福砂屋」のカステラは?
「アブラコウモリ」の子供?家の天井の角で発見、
「コスズメ」蛾より小さい程度、ビニール袋に落とし込んで
見て吃驚!小さな口と足爪が・・、
「キクガシラ」パラボラアンテナ式顔なのですね、
乗鞍のバス亭にコウモリの立屋を見かけました、
信州はコウモリの里なのか・・
瓜豆|2012.09.04/16:38
家に着く動物であるコウモリは、元々日本では幸福の象徴としてありがたがられていたようですね。乗鞍のバットハウスのように、現代でもうまく人間と折りをつけて共存できるといいのですが。
richoo|2012.09.04/17:38

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