工芸品

P1270892.jpgムカシゴキブリ一種Polyphagidae sp.。愛称は「酒ガメ」で、落ち着いた色合いがいい。こう見えて活発に飛びまくる。これは灯火に飛来した個体で、空中でコウモリに追い回されていた。飛んで逃げ回るうちに建物の壁に激突して落ちた所を拾ったもの。ボルネオにて。


世の中には、異常なまでにゴキブリを嫌悪する人種がいる。このゴキブリ嫌いというのは、幼少期における周りの大人からの刷り込みによる所が大きいらしい。
俺が幼少期に住んでいた家には、ゴキブリが全く居なかった。後から家族に聞くと実際には居たらしいのだが、家の中では見た記憶がなく、親がゴキブリを見てわめく様を見ることもなく育ったため、俺は全くゴキブリに抵抗がない。むしろ、何故あの虫がそこまで世間で嫌がられているのかを理解できない。あまりに見たことがなかったため、幼い頃は物見遊山で一目ゴキブリを見てみたいとすら思っていた。
その後、家の庭の片隅にあるマンホールのふたを開けると、常に中の壁面にゴキブリが何匹か付いていることを発見し、時々そのふたを開けてわざわざゴキブリを眺めたものだった。

ちなみに、家族は俺を除いて全員ゴキブリ嫌いで、特に姉のそれは異常である。その反面彼らは犬好きで、俺は犬が嫌いである。家族とさえ価値観があまりにもかけ離れている様を目の当たりにするたび、俺はきっと橋の下から拾われてきたんだろうかという気持ちを新たにする。

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