陰ベーダー

IMG_0428.jpgシマリスTamias sibiricus。長野にて。

本来日本において、シマリスという動物は北海道にしか土着しない。しかし、本州のいくつかの場所では飼育逸脱個体に起源をもつと考えられるシマリスの生息が確認されている。行きつけの山では、しょっちゅうシマリスの姿をそこかしこで見かける。この土地の生物に詳しい人曰く、今から10年前には既にここに生息していたようだ。
俺はてっきり、たまたま最近逃げ出した同じ2,3匹をいつも見かけているのだと思っていたが、ここ1,2年は明らかに見かける個体数自体が増えている。見かける範囲も急速に拡大しており、確実に繁殖・定着しているだろう。

この森には天然記念物のヤマネGlirulus japonicus他、土着の齧歯類が多数生息しているため、何かよからぬ事が起きるのではないかと気に掛かっている。なお、固有種のニホンリスSciurus lisもこの森に生息しているが、これは根本的にシマリスとは生息環境(利用空間)がかぶらないはずなので、あまり影響はないように思う。

森を歩いててこの愛らしい動物が目の前に現れると、つい舌打ちをしてしまう。精神衛生上、よくない。いっそ捕まえて家で飼おうかと思ったりもしたが、多分ダメである。日本の法律では、起源がどうあれ人間の手を借りずに野外で繁殖している鳥獣は全部野生動物=保護鳥獣だからである。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/453-4a114209

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する