
オオウラギンスジヒョウモン
Argyronome ruslana。多くはないが、それなりにいる。しかしこいつの名前から「スジ」を抜いたオオウラギンヒョウモン
Fabriciana nerippeは、破滅的な珍種。かつて分布していたとされる本州中部からは、今や完全に消滅しているはず。しかし、10年ちょっと前にはまだギリギリいたらしく、俺の住む市内で見たという人が身近にいる。あまり信じる気にならない。
山間部の草原を飛ぶヒョウモンチョウ類の群れを見ながら、もしかしたら1匹くらいはオオウラギンが混ざっているんじゃないかと夢を馳せることも、年を追う毎にしだいにしなくなっていった。
長野にて。