死を招き

IMG_0526.jpgマネキグモMiagrammopes orientalis。クモの糸にひっかかった枝のような姿。枝葉の間に、2,3分岐しただけの糸を張り、これをずっと支えるように定位している。これは条網(すじあみ)と呼ばれる、こいつにとっては立派な網。

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クモは、脚を伸ばした状態でかなりきつきつに糸を引っ張りながら獲物を待ち伏せる。見た目とは裏腹に糸の粘着力は強く、小さな蚊のような獲物がかかる。

IMG_0542.jpg獲物がかかると、引っ張っていた糸を急に緩める。その瞬間糸がビヨンと強くはじけ、獲物がよりべっとりと糸にくっつく。この時前脚の先をピクピク動かすさまが、まるで手招きをしているように見えるため、この名がある。この手招きの動きをしながら獲物に少しずつ近寄って捕らえる。
長い前脚をT字に広げ、残りの脚で腹の上に獲物を抱え上げ、肉眼では目視しがたいスピードで回転させる。その間に糸を獲物に絡めていくため、獲物は次第に白っぽく丸い固まりに変形していく。

IMG_0549.jpg糸で縛った獲物を、頭の上に乗せるような独特なやり方で保持する。このクモの口は上向きに付いているのか、頭に獲物を乗せたこの状態で徐々に獲物を溶かして吸収していく。

長野にて。

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