クモ・マダラスジハエトリ8マダラスジハエトリPlexippoides annulipedis。秋口になると、山道で越冬場所を求める個体をよく見かける。よく見ると、何かおかしいのに気付く。

クモ・マダラスジハエトリ11頭(頭胸部)と腹の継ぎ目に、へんな虫がいる。カマキリモドキの幼虫だ。この森にはキカマキリモドキEumantispa harmandiとヒメカマキリモドキMantispa japonica以外は明らかに生息しないので、この2種のいずれか。カマキリモドキの仲間は木の葉などに産卵する。夏の終わりから秋口に孵化した幼虫は、その辺にいる徘徊性のクモの体に取り付いて一緒に越冬する。翌年、そのクモが産卵する時にその卵嚢に乗り移ってこれを餌とする。

取り付く部位がクモの頭と腹の継ぎ目なので、この虫の幼虫を獲るにはクモを捕まえて無理矢理体を曲げて探すしかないと思っている人間がいるようだ(そもそも探そうなどと思う奇人もいないかもしれないが)。しかし、ハエトリの仲間はこの継ぎ目部分がかなりくびれているので、自由に頭を動かせる。クモがうつむいて下を見ている時に、むき身になるこの継ぎ目を素早く見ると、簡単にカマキリモドキの幼虫を見つけられる。

長野にて。

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