ホ・ヒミズ2ヒミズUrotrichus talpoides。モグラの一種で、生きた姿をそんなに見る機会はないように思われているが、基本的に雑木林があれば日本中どこにでも生息している。虫の少ない冬の間、俺にとって格好の観察対象であり、大事な話し相手でもある。

ヒミズは個体毎に縄張りがあり、毎日ほぼ必ず1回は見回りのため決まったルートを通る。そこを通る時間帯も大体決まっているので、それを突き止めれば毎日そこで出会えるのである。そこで体育座りして、数分待てば出てくる。

思うに、ヒミズは地形を記憶する能力は優れているが、それ以外の学習能力が皆無に等しい気がする。ネズミはカメラのストロボを浴びせると最初はビビるが、次第に慣れて気にしなくなる。しかし、ヒミズは浴びせるたびにビビるのである。地表に姿をさらす時間はほんの数秒しかないのも手伝って、じっくり観察するのが難しい。

本当のモグラほど地中生活に適応していないヒミズは、穴掘りがあまり得意でない代わりに地上での身のこなしが上手い。彼らはモグラには出来ない、後脚での直立ができるとの噂がある。一度見てみたいのだが、今のところ一度も立ったところを見たことはない。

長野にて。

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