Maid土産でゲソ

IMG_4032.jpgゲソミルメクス(ツリメアリ)Gesomyrmex sp.。侵略なんとか娘とは、驚くほど関係ない。

恐らく熱帯のジャングルには多いはずだが、常に木の高所に営巣するため滅多に低いところで見られない「幻の普通種アリ」。それが偶然、目線の高さで営巣している木を見つけてしまった。もうこういう事は二度とない。今回の遠征で、冥土への旅の足を三里も進めてしまった。先はもう長くないだろう。

IMG_4040.jpgこのアリには過去に2度遭遇したが、いずれもたまたま木から落ちてきたらしい個体が首筋に噛みつき、ヒルかと思って叩きつぶしてしまった姿しか見たことがなかった。自然状態で生きている五体満足の個体を見たのは初めて。ググレカス先生で画像検索しても、標本画像ばかりで生きた姿があまり出てこないあたり、その筋の専門家でもなかなか生きたこのアリに巡り会えないことを物語っている。

動きは敏捷。目が巨大なだけあって視力が発達し、こちらの挙動をいちいち気にする。ぱっと見の姿と動作は、系統的には無関係ながら南米のアカシアアリPseudomyrmexに極めてそっくり。拡大すると、オーストラリアの生きた化石アカツキアリNothomyrmeciaに似た雰囲気もなくはない。

IMG_4089.jpgワーカーには二型あり、大型のは頭が四角く角張ってスズメバチっぽい顔になる。見た目から何となく予想していたが、けっこう短気で扱いづらい。

ボルネオにて。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/491-71e80bac

吊り上った大きな目「EVE」ロボットの様、
こんな目のついた相貌はやっぱりハチの従姉妹風、
「アカツキアリ」美しい名前ですね、

「冥途の飛脚」も三里、「三里に灸をすえて・・」
門人、弟子大勢に見送られてフィールドワークへ!
学研の途は前途洋々であられますね。
瓜豆|2012.11.06/16:01
アリが本当はハチの仲間なのにハチらしく見えない理由の一つは、目が小さい種類が多いためかもしれませんね。
アリは、目の極端に大きい種と、目が全くない種類がお気に入りです。目のない種類は、どこを見ているのか分からない不気味さと宇宙人的な不思議さを持っています。
richoo|2012.11.06/18:50

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する