反省

namis.jpgナミセツノゼミEbhul sp.とカタアリDolichoderus sp.。反省だけならアリでもできる。マレーにて。


知っている人は知っているのだが、先週の土日に東の都で「昆虫大学」なるイベントが開催され、俺はそのイベント内で口頭による講演と、写真展示をさせてもらった。結果、多くの人々に来ていただき、講演・展示ともにかなりの盛況だった。そんな中、自分がいったい今回のイベントでどのような評価を受けているのかが気になった。自分の評価され具合を知るために他人のブログなどを鼻突っ込んで嗅ぎ回ることはあまりしたくなかったが、少し調べてみた。

講演の方に関しては、かなり受けがよかったらしく、概ね好評だったようだ。一方で、かなりショックだったのは、写真展示に関してほとんど誰も言及されていないこと。この二日間位のあいだに、いつも俺がブログを巡回している幾つかの昆虫写真家の人々がこのイベントに行ったようだが、そのうちの誰ひとりとてあの珍妙な虫の生態写真に関して触れていなかったのには、自称とはいえ写真家を名乗る身として相当に凹まさせられた。やはり好蟻性昆虫という材料は、気をてらい過ぎた材料として認識されているのかもしれない。
ずっと会場でうろうろしていたのに、思いのほか展示について質問してくる人間が少なかったのも気になった。名札を途中でどこかになくしてしまったため、知らない人らは俺をただつっ立ってそこから立ち去らない正体不明の三十路キモヲタとして認識していた可能性もある。「あの衣装」のままいればよかったと、後になって思った。

一方で、正体を隠した状態で観客にまぎれ、耳をそばだてていたおかげで、観客の率直な感想を直に聞くことができた。俺の愛してやまないフサヒゲサシガメちゃんの前で「キモイ」と抜かしてたアベックに、後ろから正拳突きをかますのを必死に堪えたりもしたが、やはり多かったのは「すごい虫がいるものだ」と「そんなのをよく撮影できたものだ」という感嘆の声だった。たった一人だったが、「これ図鑑にしたら買うのに」とぼやいた女性もいた。
きっと、世の中の人間は「へんな生き物」に飢えている。だからこそ、そういう変な動物を紹介する本が2種類も3種類も書店に置いてあるのだと思う。好蟻性昆虫も、きっとやり方次第ではもっと化けると思う。そのやり方というのが具体的にどうすべきかは、これから吟味しなければいけないことである。

同時に、俺自身の知名度ももっと上げなければいけない。奇人度では人に負けないつもりだったが、今回はそれを凌駕するモノノフが会場に多かったため、すっかり霞と消えてしまった感は否めない。そのため、俺の奇人度をより上昇させる某計画を進行させることが、このイベント期間中に秘密裏に決定した。

トラックバック

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初めからわかっていたのですが
両日とも行けませんでした(T^T)
講演だけでもお聴きしたかったです。
奇人度ですかwww
確かに、変わった人ほどどうしても目立ちますよね。
(爬虫類のほうでも同様w)

写真については、みなさんもう「凄い」と認知して
いらっしゃるからじゃないですか?
私が虫のヒトだったら、「ぐぬぬ・・・不可視境界線の
せいか・・・こやつ・・・越えられぬ」と歯ぎしりをしているかもしれません。
もりかめ|2012.11.19/23:26
図鑑の写真との違い
あの栗林慧先生と他の生態写真家との違いを貴方の写真に見ています。
あなたの写真は、仕事で撮っている写真家にとってはきっと見たくも
触れたくもないものでしょう。

ところで、とある理由で昆虫大学には参加しませんでした。

お約束した写真集は、生憎と今週は平日に準備が出来ないので、
先発として宮崎先生のものを週末に発送する予定です。 
宮崎先生とお会いしたことはありますか?

取り敢えずFacebookを御覧なるとよろしいです。
http://www.facebook.com/miyazakigaku

お役に立つのであれば某計画にも参加したいところですが、今は
人脈も途切れているので・・・ 
 
某なにがし|2012.11.20/00:03
「バナナを食べる」プロフィールに繁々と目を注ぎ、
日頃絶対に目にする事が出来ないパネル写真の数々を、
ジット立ち止って魅入って?いました、皆さん、
当方、I Macの大画面の拡大モードで「フサヒゲサシガメ」ちゃん
なんぞを拝見してますが、スチル写真は亦美しい、
昆虫界の頂点に立つアリと「好蟻性生物」の生態、Rapture!?
瓜豆|2012.11.20/00:10
素晴らしい写真
初めてのメール失礼します。日曜日にイベントにお邪魔しました。本当は土曜日に行って講演も聞きたかったのですが…写真素晴らしかったです。よくこんな小さな虫にピントが合うもんだと感心する以前に、好(白)蟻性昆虫の面白い行動の決定的瞬間を捕えられるものだと感嘆しました。キワモノと言う人もいるかもしれませんが、私はこんな面白い素材はないと思います。今後も是非この路線で頑張って下さい。ただ惜しむらくは展示の構成がもう少しまとまっていればより良かったと思います。質問したいこともあったのですが、途中でお姿が見えなくなり叶わなかったのが残念でした。また今回のようなイベントがあればいいなあ。今後ともブログ楽しみにしています。
抗議性困中|2012.11.20/00:23
みなさま、
ありがとうございます。ちょっと目頭が熱くなってしまいました。もう少し自信を持ってみることに致します。一方で、展示用の説明パネルがこちらの不手際で届かなかったりと至らぬ点もございましたことはお詫びいたします。
実は、来年の夏頃にもとある場所で出張展示の予定がございます。今回にも増して素敵なサムシングを計画しておりますので、ご期待下さい。
-|2012.11.20/09:05
某なにがし様

イベントにはいらっしゃらなかったのですね。また次のイベント開催の機会には、ぜひ。
宮崎さんは、名前はよく存じ上げているのですが、未だにお会いしたことが有りません。同じ県内に住んでいるのだから、いつかお会いする機会もあるだろうと思っておりましたが・・。動物観察のスキルは、この方の本を読んでかなり習得いたしました。

本の件、本当にありがとうございます。実はまだ先の事ですが、私も自書を出すことが決まりまして、その準備を粛々と進めている所です。
-|2012.11.20/09:11
会社からですyo!
宮崎先生のことは、今現在をFacebookで、そして彼の才能のビッグバンは
私の送る書籍で知っておいて下さい。
これだけ読んで先生に感想と自己紹介を送れば、きっとあなたの
新しい人脈になると思います。(そう信じています)

あなたの本が出ると決まったのは、私にとって今年の5大ニュースです。(注:Happy部門)
皆さんとあなたのコメントを呼んで目頭の熱くなるのは私も同じです。

今思えば、とても残念なことでしたが、イベントに参加しなかったのは、
本当に心の狭いちっぽけな理由からです。
でもこうなれば、そうも言っていられませんね。

前にも書きましたが、家族の世話で辛かった時期を乗り越えることが出来たのも、
あなたと島田さん、そして丸山先生のブログで癒されたおかげです。 
 
その感謝を忘れることはありません。
島田さん丸山先生にも、いつか感謝の気持ちを伝えて、実のある何かをと考えています。 
 
某なにがし(H・Y)|2012.11.20/12:48
某なにがしさま

本当にありがとうございます!そこまで私のことを考えてくださる方がいたとは・・
先生のことはしっかり学ばせていただき、機が熟したら接触を試みます。
ほぼ惰性で始めた日記でしたが、これ程楽しみにして下さる人がひとりでも世の中にいるとなれば、私も頑張ります。
richoo|2012.11.20/17:41
はじめまして
土曜日に昆虫大学に行った者です。
小松さんの写真と説明、かなり面白かったです!
私と、一緒に行った友人は、結構時間をかけてパネル展示全て見せていただきましたが、写真とじわじわ来る独特の説明がとても魅力的で非常に楽しめました。
元々好蟻性昆虫に興味があったので、もっと色々知りたくなりました〜
時間が合わず講演の方は拝聴出来ず残念でした。
会場にいらっしゃる事がわかっていたらご質問とかさせていただきたかったです...。
246|2012.11.21/00:24
246様
ありがとうございます。そう申していただけると一生懸命準備した甲斐があります。会場では背中にマジックで名前を書いておくべきでした。
-|2012.11.21/07:49
写真展
日曜に昆虫大学行きました。いろいろ楽しかったですが、何よりも写真が楽しかったです。是非お話聞きたかったですが、見つけられませんでした。また写真展されるような事があれば絶対に見に行きます。
ファーブル|2012.11.26/22:38
ありがとうございます。いらして下さった方と直接お話できなかったのは、ひとえに私の不手際のいたす所で、誠に申し訳ございませんでした。
来年、きっとまたどこかで開催しますので、その時はぜひ!
-|2012.11.26/23:07
初めて書き込みさせて頂きます、micromyuと申します。
当方、東北で虫屋(?)をしておりますが、貴ブログを拝見して、
私も自身の奇人・変態度に磨きをかけねばならないと
感じました、記念kkk(´・ω・`)。
昆虫大学のイベントは是非参加してみたかったのですが、
会場がちょっと遠すぎました・・・
いずれ近場で催される機会があればいいなぁ(´・ω・`)。
micromyu|2012.11.28/16:34
どうもありがとうございます。
私も一時ではありますが、東北のかなり北の地域に住んでいたので、都内へ出る大変さは身にしみてよくわかります。もう少し今より裕福な身分になれたら、各地をイベント開催行脚できるようになりたいです。
ともあれ、こちらこそよろしくお願いいたします。
-|2012.11.28/18:28

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