IMG_5929.jpgアリマネシカニグモAmyciaea sp.。人かサルのような顔つきが可愛らしく、不気味でもある。

ツムギアリOecophylla smaragdinaの巣の周辺に見られるクモで、動きを止めてしまえばそうは見えないが、野外で生きて動く姿はツムギアリそっくり。腹部にはニセの目まで付いている。ツムギアリはオーストラリアに行くと緑色がかった色彩になるが、このクモもそれに合わせて緑色になる。

一見軟弱なクモだが、ツムギアリを巧みに襲って専門に食う優秀なハンター。夜間、アリの巣から少し離れた枝葉で待ち伏せ、アリが通りかかると一瞬やり過ごしてから高速で追いかけ、背後から噛み付いてすぐ飛び退く。噛まれたアリはその場で悶絶しながら枝にしがみつき、たちまち動けなくなってしまう。するとクモはアリの脚をくわえて引きずり回した後、糸で空中にぶら下がった状態でアリを食う。空中で食わないと、周りのアリが邪魔しに来るかもしれないからだ。
アリ擬態クモが実際にアリを専食するのは珍しいと思う。カニグモ科以外では殆ど聞かない。

マレーにて。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/551-a29b232d

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する