憤怒的小鳥
2013/01/20|Category:脊椎動物

本来は高山にいるが、冬は低い場所に降りてくる。毎年ピンポイントで決まった場所にやってきて、そこからあまり移動しないため、冬の間はそこに行けば必ず毎日会えるのがいい。
この鳥の仲間は乱婚制で、メスがとにかくオスに対して節操がないという噂がある。つがいを作っても、メスは旦那の目を盗んではよそのオスと逢引するという。
この鳥は、目つきがものすごくきつい。色もうんこみたいだし、正直言ってあまり愛玩できるような鳥ではない。しかし、鈴を振るようなチリリリ・・という美しい声は気に入っている。山暮らしで人を見慣れていないせいか、近寄ってもすぐ逃げない所も、観察しやすくてよい。しかし、茅潜りの名のとおり、うっそうとした茂みからなかなか姿を出そうとしない。
なお、「カヤクグリ 目つき」でグーグル検索したら、世の中には俺と同じことをこの鳥に対して思っている人間がいくらでもいることがわかって、やや安心した。
目つきの悪い鳥関連で思い出したのだが、東南アジア諸国では今、「Angly bird」とかいう怒った鳥のキャラクターが異常なほど流行っている。ゲームかアニメのキャラクターらしい。マレーシアだろうがボルネオだろうがタイだろうが、街のおもちゃ屋に行くとそれ関連のグッズばかり並んでいる。地球の裏側エクアドルやペルーでさえ見た。今や世界を席巻する勢いのキャラクターだが、なぜか日本ではうんともすんとも聞かない。誰かステマすればいいのに、流行らない理由でもあるのだろうか。