あの日見た雑草の名前をわしらは知るよしもない。

91.jpg東南アジアの日あたり良い場所に生えるシダ。道路の法面などには大抵これが優占する。悲しいほど虫がつかない植物な上、これが繁ると他の植物が生えなくなってしまう。こればっかりが生える草原地帯は、生き物の気配がない死の空間となる。

そんなわけで、向こうの国でこのシダがたくさん生えているとうんざりしてくるのだが、よく見てみると不思議な形をしていてなかなか面白い。茎がクキクキ曲がって広がるのだが、それが綺麗な六角形を形作ることが多いため、俺は勝手に「ロッカクシダ」と呼んでいる。実際の和名が何なのかは知らないし、そもそも和名がついているかもわからない。しかし、ついているならばほぼ間違いなくロッカクシダよりは面白くない名前であろう。雑草だし。
マガリシダ、ノリメンシダ、シゲリシダ等、一体どれほどひねりのなくつまらない和名がこの草についているのかを予想するのが、向こうの国での俺の密かな楽しみになっている。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/606-7e7b95c3

私も植物に関してはまったくのド素人ですが、西日本の平地温暖帯に普通に見られるクジャクシダに近いように感じられます。あくまでも見た目での感想ですが・・・・。
らな・ぽろさ|2013.03.11/21:26
Sticherus ですね。
和名はないと思います。
とおりすがり|2013.03.11/21:32
とおりすがり様

ご教示いただき、ありがとうございます。和名、ついていなかったんですね。熱帯では、身近な昆虫にすら和名がついていないものが多いのですが、植物も同じなんですね(そもそも、よその国の生き物に無理をして日本の名をつけること自体いいことなのかという問題もありますが・・)。

このシダは、今まで森だった所を急に伐採した所に繁茂する傾向があります。つい今し方、東南アジア某国からひっそり帰国した所ですが、伐採地にものすごくいっぱい生えていました。
richoo|2013.03.14/14:49

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する