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154.jpgカタゾウムシPachyrrhynchus sp.と、それに似たサルハムシEumolpinae sp.。カタゾウムシ類はとてつもなく体が堅く、捕食者である鳥などはこれを飲み込んでも消化できない。そればかりか、下手に飲み込むと消化管を痛めたり腹を下すのでこれを食いたがらないという。カタゾウムシ類はとても種類が多いが、どれも煌びやかな模様を体に持つ。これは、敵に自分を食べても不味いことを覚えさせる意味合いもあるだろう。

面白いことに、カタゾウムシ類の多い地域では、これに見た目の非常にそっくりな他分類群の昆虫群衆が成立している。ハムシやカミキリのほか、甲虫ですらないツユムシやコオロギにすらカタゾウ擬態と考えられる虫が知られている。いかにカタゾウという虫が、現地の捕食動物から嫌がられているかを如実に物語っている。
上のハムシは、実際にはもっと美しい虹色光沢を持つが、写真ではどうにもそれを表現できない。

東南アジア某所にて。といっても、カタゾウが多い場所と言ったら1カ所しかないが。

※なお、どうやらハムシには他にも別種のカタゾウに擬態した種類がいくつかいる模様。しかし、この写真の種以外は見つかりませんでした。

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