かぐや姫伝説

214.jpgタケコウモリTylonycteris sp.。夜間、山中で灯火採集した際に、上空から落ちてきたもの。二匹からんで落ちてきたと、近くにいたおじちゃんが教えてくれた。が、俺が駆けつけた時には片方はもう消えていた。タイにて。

日本のアブラコウモリよりやや小柄で、妙に平べったい体型が奴の自慢。日中は森林内のひび割れた竹の中に潜んでおり、夕方飛び出す。狭い竹のひび割れを自在に通り抜けるのに都合良い姿をしている。また、すべすべした竹の内壁を上り下りするため、足の裏は吸盤のように広がっているらしいが確認できなかった。

俺はこのコウモリの存在を、今はなき「どうぶつ奇想天外」で知った。ある回の特集で、タイに住む変わったコウモリを3つの伝説(かぐや姫伝説、親指姫伝説、黒龍伝説)になぞらえて紹介していた。かぐや姫がタケコウモリ、親指姫がタイ特産の最小種キティブタバナコウモリ、黒龍が洞窟から黒いうねりとなって大群で飛び出すオヒキコウモリだった。

キティブタバナコウモリは、胴体が2センチ位しかない世界最小の哺乳類。翼をめいっぱい広げた幅は、奇しくも世界最大の哺乳類シロナガスクジラの瞳の大きさとほぼ同じだと、「どうぶつ・・」で言っていたと記憶している。昔、タイのカオヤイ国立公園に調査に行ったとき、夕暮れの空をアブラゼミくらいしかない極小サイズのコウモリが飛んでいたのを見た。あれがキティブタバナコウモリだと思っていたが、カオヤイに分布してるのだろうか。

トラックバック

http://sangetuki.blog.fc2.com/tb.php/701-a305dbaa

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する