280.jpgタチツボスミレViola grypoceras。タネが熟して、子房が裂けた。三つ叉に裂けた子房のさやは乾燥とともに縮んでいき、間に挟まっていたタネが勢いよくはじき出されていく。かなりの距離を飛ばされるらしい。

281.jpg飛ばされることで親株から離れることに成功したタネは、地面に落下する。そのあと、アリによって拾われ、さらに遠くへと運ばれることで分布を広げる。タネにはアリを誘引するエライオソームが目立つ。

282.jpgアズマオオズアリがいたので、例によってむりやり押しつけた。アリが種子散布するさまの写真は、書籍や学会・講演など、各方面で意外と利用価値が高い。今年はアリ散布植物にかなり注目している。

長野にて。

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エライオソーム、肝油や柚ジェリー様で美味しそうです、
(トビイロシワアリもちゃんと好物を齧りとって、
コニシキソウの種を抛り出していたのですね!)
「アズマオオズアリ」可愛いですねェ、
図らずも赤ん坊がミルクを飲んでいる時の顔、

戸隠、美ヶ原のツボスミレ亦見たいものです。
瓜豆|2013.06.18/16:18
エンレイソウのエライオソームなど、人間でも食べられそうなみずみずしさです。
山の方にはタデスミレなどというものもあるようですが、さすがにあれの種子散布の様子は、私の生きている時代のうちには撮影できないんだろうな、と思います。
richoo|2013.06.18/17:22

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