287.jpgオカヒドラ。近年発見された、世にも珍しい陸生のヒドラである。腔腸動物全体を見渡しても、陸生種は例がない。











というのはもちろんウソ。ただのヒメシジミPlebejus argusの幼虫の伸縮突起。
285.jpg野原で石を裏返したらトビイロケアリの巣ができており、そこからヒメシジミの蛹がゴロゴロ出てきた。これは人の手で撮影用に置いたのではなく、もともとこういう状態で見つかったものである。蛹はみな石にしっかりと固定されていた。一匹だけ、まだ蛹になる前の幼虫がいた。
ヒメシジミは、幼虫期はふつうに植物上で過ごしているが、蛹になる際には好んでアリの巣内に侵入する。幼虫期は体からアリの好む蜜を出すが、蛹になって以後は出さない。だから、アリにとってこいつを巣内に入れることは別段利益にならないのに、それでも甘んじて迎え入れてやる。どんな種類のアリでもいいはずだが、トビイロケアリの巣に入ることが多いように思われる。そして、トビイロケアリの巣はその辺にいくらでもある割に、シジミチョウはそれらのうち特定の巣に大量に押しかける傾向がある。理由は分からない。

286.jpgシジミチョウ類の多くは、幼虫期に体の後方に伸縮突起というへんなものを付けている。危険を感じたときなどに、これを瞬間的にパッパッと出したり引っ込めたりする。アリが近くにいるときにシジミチョウがこれをやると、どういうわけかアリが突然興奮し出す。そして、周囲にいるアリとシジミチョウ以外の生き物にやたら攻撃を仕掛けるようになる。匂いや視覚、さらに音響的な刺激をアリに与えることでアリを興奮させ、天敵から守るように仕向けているとも言われている。

長野にて。

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