双想ノ唄ネオトロピクス・諸々

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トフシアリ一種Solenopsis sp.の巣にいたハガヤスデ科一種Pyrgodesmidae spp.。日本のアリの巣にも似た種類がいる。ペルーにて。

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トフシアリ一種の巣にいた、恐らくハガヤスデ科一種。平べったい変わった姿。他にオオズアリPheidoleやハキリアリAttaの巣にも、これと見た目遜色変わらないものがいた。ペルーにて。

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ミツバアリAcropyga sp.とアリノタカラカイガラムシEumyrmococcus sp.?。ミツバアリは、究極の牧畜アリ。地表にはいっさい採餌に出ず、地中で特殊なカイガラムシを養っている。これが出す甘露が、彼らの唯一の食料。カイガラムシの方も、このアリに養われる以外に生きる術を持たない。敵襲の際には、アリは我が子同然にカイガラムシをくわえて避難する。
ミツバアリとアリノタカラは、ともに世界中に分布しており種数も多い。しかし、共生関係を結ぶ双方の種の組み合わせは厳密に決まっている。ペルーにて。

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ミツバアリの結婚飛行。巣別れの時、翅の生えたオスと新女王が空へ飛び立ち、空中で交尾する。新女王は、地中の巣から飛び立つ前に必ず一匹のアリノタカラをくわえていく。交尾後オスはさっさと死ぬが、新女王は地上に降りて翅を落とし、地中に巣を作る。そして連れてきた家畜と一緒に、新しい国を築きあげるのだ。
交尾を終えて地下に潜るまで、新女王は死んでも家畜を放さない。アルコール漬け標本にされてもまだくわえたまま。ペルーにて。

ハエ・アリスアブ一種1、1
アリスアブ一種Microdon sp.。日本のヒメルリイロアリスアブM. caeruleusにそっくり。エクアドルにて。

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アリヤドリコバチEucharitidae spp.が、植物に産卵管を突き立てる。メスは、いろんな植物にランダムかつ多量に産卵する。やがて孵った幼虫は、偶然通りかかったある種類のアリに付着して、アリの巣内にまんまと進入する。ペルーにて。

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アリヤドリコバチの仲間は、いずれの種も金属光沢が美しい。奇妙な角を生やしたものもいる。ペルーにて。

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ナベブタアリCephalotes atratus。平べったい特徴的な姿。樹上に住み、滑空するアリとして知られる。ペルーにて。

クモ・クモ一種5、1

クモ・クモ一種2、1
ナベブタカニグモ(仮名)Aphantochilus sp.。ナベブタアリにぱっと見の姿や肌の質感がそっくり。アリを専門に食うらしく、そのメニューの中にはナベブタアリも入っている。エクアドルにて。

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アリ庭園。アリと共生関係を結ぶ植物は世界中にあるが、このタイプのものは中南米特有。オオアリ属のある種Camponotus sp.は、樹上の枝に木くずを集めて丸い巣を作る。そして、その外壁にいろんな種類の植物の種を集めてきて植えるのだ。これまで十数属の植物で、この「庭園」でしか見つかっていないものがあるという。アリも、これら植物からいろんな恩恵を受けているらしく、とても大切に育てている。
敵が来れば、アリ達は集団で巣から飛び出して戦う。さらに、アリ達はその辺から動物の糞を集めてきて、肥料のように巣の表面に撒きさえするという。ペルーにて。

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頭の中がビックリ匣状態!
今晩は、

「アリ」恐るべし!キノコ栽培、空中庭園、地下生活虫、
それにしても居候の多さ!頭が「ヒョウタンツギ」になりそう!
「ナベブタカニグモ」古銅の置物染みてます、
「糞ころがし」ファーブル昆虫記の「聖たまこがね」「イスパニアだいこくこがね」この章は一番面白いとおもうのですが・・
瓜豆|2012.02.24/23:52
アリはつくづく、小さくした人間そのものだと思います。
カニグモは、最初見たときに古代の土偶を連想しました。
糞転がしは、世界中にいるにもかかわらず日本には事実上いないようなものなので、海外ではいつもじっくり観察してしまいます。
richoo|2012.02.25/09:03

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