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オオフトヒゲクサカゲロウの産卵。樹幹に止まり、特徴的な卵を生み付けていく。この虫の「ある習性」を知っていれば、この虫が野外で産卵する瞬間を見ること自体は難しくない。

しかし、それを写真として記録するのはきわめて至難である。なかなか木に止まらないし、止まっても手が届かない高さである場合がほとんどだ。そして何より、人間の気配にものすごく敏感で、カメラの射程まで近づく前に飛び去られてしまう。特に、本種は夜行性なので夜間ライトを付けて接近することになるのだが、灯りを非常に嫌がるため、ライトの光量を最小限にまで絞って慎重に近づかねばならない。
直にライトで照らせないので、カメラはモニターもファインダーも使えず、ただカメラを目測で射程まで近づけてカンでシャッターを切るしかない。当然ストロボは使わねばならないのだが、連射すると逃げられるため、一回一回虫の機嫌をうかがいつつストロボを発光させる必要がある。連射できれば、一枚くらいは偶然うまく撮れているカットもあるだろうが、それを許してくれない。何という無理ゲー。

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444.jpgおかげで、せっかくいいアングルでもピンボケを連発することになり、まともに撮れた試しがない。例年、9月上旬のアフター5はこいつの観察に費やすことになるが、毎年うまくいかない。今年こそはと思っていたが、もう産卵も下火になり始めているので、今年もだめだろう。

長野にて。

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今年、本種の観察は蛹化間近な幼虫と繭のみでした。
産卵行動は室内で観察しましたが、自然下はまだです…
いずれこんな様子も撮影したいのですが(´・ω・`)。
micromyu|2013.09.16/20:50
自然下では案外に早い時間から行動を開始するようで、日没直後から産卵行動を確認しています。でも、きっと夜通し断続的に産卵しているのかもしれませんね。
好適な木の下で、ひたすら体育座りして飛来を待つのみです・・
-|2013.09.17/09:02

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