576.jpgヤモリ一種。インドネシアにて。

尻尾の付け根の幅広さと後脚の太ももの皮がたるんだ感じからオンナダケヤモリGehyra mutilataのように思えるが、よく分からない。泊まったホテルの天井の灯りに、多くの個体が出てきていた。「キャッキャッキャッ・・」と、かわいい声で鳴く。
※ヒラオヤモリ Cosymbotus platyurus( or Hemidactylus platyurus)とのご指摘を頂きました。教えて下さった方、ありがとうございました。



ホテルは市街地のまっただ中にあるため、虫の種類が少ない。だから、夜間灯火にはヤモリの好物である中小の蛾類がほとんど来ない。ヤモリどもは、灯りにたまにくる腹の足しにもならなそうな2-3mmの羽虫を、血眼になって拾っていた。
虫の少なさの割に、なぜかヤモリの方は数が多かった。ただでさえ飛んでくる餌が少ないので、少しでも餌が採りやすい場所を巡って壮絶なヤモリ同士の喧嘩が繰り広げられていた。より大きな個体が常に勝利し、より小型の個体を灯りの周囲から激しく追い立てた。

577.jpg光源から追われた弱者同士のいがみ合い。ヤモリの闘いは、相手の首もとに直接かじりつく実力行使。この時「ギギギギ」と、ドアのきしむような声を発するが、咬んだほうと咬まれたほうのどちらの声かはわからない。すぐに勝負はつき、負けた方はすごすごと逃げ出す。実力行使は体サイズが拮抗した相手同士の場合のみ起き、体格差がある個体同士では例外なく小さい方があっさり逃げ出す。



ヤモリといえば、東南アジアの街のスーパーへいくと、殺虫剤売り場にゴキブリホイホイならぬヤモリホイホイがある。時には、ヤモリを殺す専用の「殺ヤモリ剤」まで売られていたように記憶している。家の守り神たるヤモリを殺すたぁ罰当たりも甚だしく思えるが、彼らは多量の糞を家中ところかまわず撒き散らす。飲食店などでは、ヤモリの存在を快く思わないのかも知れない。

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ヒラオヤモリ Cosymbotus platyurus( or Hemidactylus platyurus)ではないかと思います。
とおりすがり|2014.04.29/20:24
とおりすがり様

ご教示ありがとうございます!ヒラオだったんですね。インドシナ辺りまでしかいないと思っていたので、意外でした。
-|2014.04.30/19:27

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