2352.jpgヤエヤマサナエAsiagomphus yayeyamensis

2367.jpg本土では見ない雰囲気のカゲロウ。

脅かすと飛んで近隣の草葉に止まり、そこで体を完全に横倒しにし、影を消してしまう。八重山にて。




翌週、ものすごく遠いうえに筆舌に尽くしがたく危険な場所へ遠足に行くことになった。今までさんざ「死ぬ死ぬ詐欺」をしてきたが、今回ばかりは本当にあっさり死ねるような場所。しかし、こちらも多くの人々の支えを受け、大いなる期待を背負う身。この首そうやすやすとくれてやるつもりはない。

紳士服の

2354.jpgコナカハグロトンボEuphaea yayeyamana。八重山にて。

名前のコナカって何のことだと思ったら、何のことはない。台湾にこれの近似種ナカハグロトンボE. formosaというのがいて、それより小さいという意味でしかなかった。

2082.jpgコバネアオイトトンボLestes japonicus。山口にて。

小雨の降りしきる中、恐らく既知産地でない場所で見つけた。かなり珍しいが、本当はコレなんかより遥かに希少で美しい体長2mmの精霊を見たかったのである。全くいなかった。

1251.jpgタイワンウチワヤンマIctinogomphus pertinax。福岡にて。

オニヤンマよりずっと小さいのに、オニヤンマよりずっと強靱な体格に見える。必ず枝先に体を水平にし、中脚と後脚だけで枝を掴んで止まる。
性格はすさまじく凶暴で、自分の体格にそぐわぬ大柄の飛翔生物を空中で捕らえる。他のトンボはもちろん、スズメバチさえ捕らえて、頭からバリバリ食い散らかす。

シャッターを切る瞬間、こちらをギロリと睨んで消えた。しばらく待つと、上空から何か他の生物の破片をバラバラ落としながら急降下してきて、またもとの枝に止まった。

1097.jpgベニイトトンボCeriagrion nipponicum。福岡にて。

環境省の絶滅危惧種。すごく美しくて、しばしば口半開きで見つめてしまった。近所の水溜めの周りにいるのだが、日によっていたりいなかったりする。移動性が強いらしいので、生息拠点になりそうな水場を求めて常時広範囲を飛び回っているものと思われる。
しかし、ここの水場には怖気がするほど多量のカダヤシがいるので、産卵してもまず育たない。ただでさえ生き物の住める水場の少ない都市部のこと。いっそカダヤシをすべて殲滅してしまえば、この水場は小型水生昆虫にとっての駆け込み寺として機能すると思う。

1098.jpgしかし、この水溜のある土地は2,3年以内に買収され、更地になるようである。